現在、表参道のギャラリー・ラットホールギャラリーでは、写真家・深瀬昌久の写真展 〈鴉(からす)〉を展示中。知る人ぞ知る伝説の写真が32年の時を経て現代によみがえった。
深瀬は、その昔はアラーキーや森山大道たちとともにWORKSHOP写真学校を開いたり、作品を撮りに行ったりするような、その道の人たちにとってみればメチャクチャ有名な写真家だった。本当に素晴らしい写真家だったが、不慮の事故で92年に作家活動を途絶されてしまったんだ。あのまま作品を作り続けていれば、間違いなく日本を代表する写真家として現在もなお多くの傑作を作り続けたハズだ。悲しいことに、作家というのはひとたび作家活動を停止してしまうと、人々の関心から外れてしまうモノ。深瀬もまた、そういった類の1人だった。なんたって今現在ですら、Googleで「深瀬昌久」と検索しても8,550件程度しか出てこないんだから。さらに5年前では500件程度だったくらいだ。この偉大なる写真家を前にして、オレにはそんな現実が信じられなかった。
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